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2005/8/17 |
加美町カップ 平成17年度日本ドラゴンカヌー選手権大会 |
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会場:宮城県加美町ドラゴンカヌー特設会場
日程:平成17年 8月14日(日)
受 付 7:00〜 代表者会議 7:30〜 開会式 8:00〜
第1レース 9:00スタート
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■概要
(社)日本カヌー連盟(JCF)・日本ドラゴンボート協会(JDBA)・加美町(宮城県)ドラゴンカヌー実行委員会主催による、国内で初めてのオフィシャルな10人乗りドラゴンカヌー大会が東北の地で開始された。
本大会は、昨年10月に第1回大会を開催すべく、会場地である加美町がJCF公認10人乗りドラゴンカヌー(中国製)を10艇購入し準備を進めたが、台風の影響で開催を中止。本年10月マカオで開催される「第4回東アジア競技大会」10人乗りドラゴンカヌー国内選考会として当初開催を予定していたが、日本オリンピック委員会(JOC)から、10人乗りの選手団は派遣しないとの決定があり、大会名を「国内選考会」から「日本ドラゴンカヌー選手権大会」として開催することが決定した。
競技会場となった宮城県加美町ドラゴンカヌー特設会場は、平成13年に開催された第56回宮城国体時のフラットウオーターレーシングカヌー競技会場(鳴瀬川カヌーレーシング競技場)を使用し開催されたため、250m直線コース、レーン幅9m×5レーン、水深約1.5m、25m間隔にブイが設置されていたほか、決勝ラインには、各レーンを示すレーン表示箱ブイをはじめ、空中ランドマークが設置され、3本の乗艇桟橋には8艇のドラゴンカヌーが係留されていた。(予備艇として2艇は陸上)
常設の決勝審判台にて計時員がタイム測定を行い、国体カヌー競技時に宮城県で購入したカヌー用リザルトを用いての運営であり、4年前に視察した国体を思い起こさせた。
■役員編成
大会役員には、大会会長に福田康夫JCF会長 大会副会長に小野清子JDBA会長、実行委員長に星明朗加美町長、実行委員副委員長には甲斐信幸JCF常務理事が
競技役員として、JCFおよびJDBAより以下の役員が就任した。
運営委員長 :加藤 優(JCF常務理事)
運営副委員長:清野健一(加美町助役)
競技委員長 :矢田節彦(JCF理事)
競技副委員長:佐藤好彦(宮城県カヌー協会副理事長)
上訴審判長 :保坂善彦(JDBA理事)
審判部長 :佐藤幸也(宮城県鹿島台商業高校カヌー部顧問)
発艇員チーフ:遠藤義幸(宮城県石巻商業高校カヌー部顧問)
100m審判チーフ:米澤康之(加美町カヌー協会)
水路審判チーフ:菊池 昇(宮城県米沢高校カヌー部顧問)
決勝審判チーフ:日野大治(宮城県中新田高校カヌー部顧問)
招集員チーフ:鈴木孝司(宮城県中新田中学カヌー部顧問)
他役員は加美町職員で対応 |
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■競技会
レースは、ICFドラゴンボートレーシング 競技ルール 2005により実施された。
使用艇:中国製10人乗り(JCF公認艇) 舵は艇に固定され舵取りがシートに座り、片手で操舵
種 目:男子の部 15チームエントリィー(当日2チーム棄権)
女子の部 1チーム
混合の部 7チーム
合計21チーム参加
予選・敗者復活戦・準決勝・決勝並びにフレンドシップレース2レースの合計18レースが行われた。
■参加チーム
男子:中新田火伏せの虎舞保存会第三部(加美町)丸かボートクラブ(加美町)元中高+αチーム(加美町)フォックス(加美町)がんばっていきまっしょいハーリークラブ(松島町) 中新田高校バンキッシュチーム(加美町)大正大学カヌー部(埼玉県)岩崎建築(加美町)中新田中学校カヌー部(加美町)石巻商業(石巻市)東京ホワイトナイト(東京都)ファイヤーファイターズ(加美町)上多田川下アップルズ(加美町)
混合:Supermix和気藹藹(加美町)拳(三本木町)加美玉造福祉会(加美町)中新田高校親の会モスキートチーム(加美町)かきふらい浮いてます(仙台市)乞御期隊(利府町)上多田川上区ゴールドフィンガーズ(加美町)
女子:中新田高校スコーピオンズ(加美町)
本大会の優勝候補として、10月に開催される東アジア大会でのナショナルチームである大正大学カヌー部が、インカレ合宿中の石川県小松市より大会に参加。JDBA東京事務所として、JDBA関東地区登録チームからドリームチーム「東京ホワイトナイト」を編成し大会にエントリィーした。
【東京ホワイトナイト クルー(T.W―N)】
キャプテン・太鼓:友光 弘
舵 :松村頼正
漕 手:江畑直紀 岡本邦裕 城取宏樹 高橋泰行 田畑人志 鳥海正規 野口篤史
橋本 学 長谷川尚輝 古木 剛
監 督:長谷川 伸
■開会式
地元体育協会会長の開会宣言により開会式がスタート
実行委員長の星町長 矢田競技委員長の挨拶
地元議会議長の祝辞 来賓紹介が行われた
佐藤審判長の競技場の注意に続き、第1レース、第1レーンの 中新田火伏せの虎舞保存会第三部キャプテンによる 選手宣誓
会場を乗艇所に移し、入魂式が行われ、競技開始となった。 |
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■熱戦18レース
大会当日、男子予選4組に出場する 東京ホワイトナイト・クルーは、東京駅を早朝出発、一路宮城県古川を目指す。
男子予選2組に出場した大正大学は、1分17秒代で難なく準決勝へコマを進めた。9時20分加美町役場に手配頂いたバスでようやく 東京ホワイトナイト が会場に到着。UPする暇もなくこの日に備えあつらえた真新しいユニホームに身を包み上艇、スタート地点へ。
タイムは大正大学に送れること2秒、1分19秒代でゴール、予選4組1位で準決勝へコマを進めた。
男子決勝では、大正大学VS 東京ホワイトナイト2強の戦いが予想されたが、地もとチームのがんばりもあり、2秒差の中に4チームがゴール。ホワイトナイトの追い上げも届かず、大正大学が優勝となった。
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決勝戦の競り合い |
準優勝の東京ホワイトナイト |
決勝タイム
【男 子】
1位 大正大学 1分17秒03
2位 東京ホワイトナイト 1分17秒37
3位 バンキッシュチーム 1分18秒17
4位 元中+ αチーム 1分19秒25
【混 合】
1位 乞御期隊 1分30秒89
2位 Supermix和気藹藹 1分32秒71
3位 拳 1分38秒19
4位 上多田川上区ゴールドフィンガーズ 1分40秒11
【女 子】
1位 中新田高校スコーピオンズ 1分32秒10
■閉会式
各カテゴリー1位〜3位までに賞状(JCF・加美町連名)・トロフィー・賞金(5万・3万・1万)・賞品が星実行委員と矢田競技委員長より送られた。
今回特別賞として、決勝進出した9チーム(男子:4チーム・混合4チーム・女子1チーム)を対象に、加美町無料宿泊施設招待券15名分2組の抽選が行われた。
9チームのチームカードを箱に入れ、星町長が抽選。1組目は混合第3位の「拳」チームに、残る1組には、東京ホワイトナイトがゲット。一段と盛り上がりを見せた。 |