ドラゴンボートは、世界最古とされる手漕ぎ舟競漕。
紀元前3世紀ごろの中国で生まれ、悠久の時の流れの中で、龍舟競漕として各国に広がり、現在、その愛好者は世界に約1000万人とも言われる。 本大会も日本選手権であると同時に、来年マカオで開かれる第7回アジア選手権最終選考会を兼ねる。

第1次予選(東京)と第2次予選(相生ドラゴン)で上位に入った精鋭チームの頂上決戦は、毎年の見どころだが、一方でドラゴンボートは、基本的な漕ぎ方と安全上の注意を受ければ、だれでも参加できる気軽さを合わせもつ。

龍舟のクルーは22人。20人の漕ぎ手と、舵取り、太鼓手が心を合わせ、初心者でもトップチームと戦える喜びは極上。その感動が、ドラゴンボートの最大の魅力といえるだろう。
とはいえ、競技である以上、当然、勝者と敗者が生まれる。

今大会の注目は昨年、彗星のごとく現れ、オープンの部で初出場・初優勝に輝いた「大正大学碧水会カヌー部」。5月に行なわれた東京大会でも、2位に大差をつけて2連覇し、好調ぶりをアピールした。しかし、大阪では巻き返しをはかる社会人チームのプライドが燃えあがるのは必至。大川は壮絶な戦いの場となるだろう。

一方、男女混合でも東京大会で新星「Torrid Storm」が飛び出した。本大会通算十度目の優勝を狙う常勝「陸(くが)ペーロンチーム」との闘いの行方も注目だ。また、2強時代に入った女子、昨年新設された40歳以上のシニアの部も波乱の予感。

橋の上で見るのもいいけれど、舟の上でその興奮と感動の体験を!

■6月16日サンケイスポーツより

 

 

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