相生女子会報告書
更新日:2014年12月18日
去る11月2日、海に夕陽が栄える秋の訪れを感じられる最中、西は熊本、東は東京から熱い女子パドラーがペーロンの町、兵庫県相生市に集いました。総勢86名の女子パドラー達です。初めて見る顔、大会で見かけた事がある顔、挨拶程度なら交わした事のある顔と、受付に向かう顔は少しの緊張と不安と胸踊る期待感が伺える顔でした。でも、その顔は受付を終えると一瞬の内に笑顔に変わりました。
チームメンバーが発表されます。5つの大きな塊ができ、和になりました。
ミーティングが開始されます。先ずはチーム名を決めました。まだ少し、他人行儀な笑顔がちらほら・・・・。それでも、チーム名が決まった頃には、その顔は柔らかい笑顔に変わっていました。
開会式です。天候が怪しかったのですが、絶好の曇り空です。曇りは紫外線が気になる女性に最高の天候なのです。各チームでチーム名が紹介がされ、趣向を凝らしたアピールがされました。全体に和やかな空気が流れていました。山岡強化委員長の熱い相生魂を伝授され、更に菖蒲副理事長の優しい笑顔と挨拶で花を添えてもらいました。
さー!!!始まりますよー。どんな舟になるんだろう?どんな進み方をするんだろう?と少し強ばった顔に変わります。各チーム2回総当たりの100Mレースです。全23レースの開幕です。
とにかく、参加者全員で漕ぎまくります。
各艇、スタート練習をしたり、声を出しながら合わせる練習をしたりと、思い思いにスタート迄の時間を待ちます。
静かに時を待つチーム。ワイワイガヤガヤ元気なチーム。あーしょう。こうしようとコソコソ話し合ってるチーム。
少しづつ、舟が自分達の大切なチームへと変化しつつあるのが伝わってきます。
運営スタッフによるチーム名のコールが!!
コールされたチームがスムーズにスタート位置へ!!!
Are You Ready? 行くよー。
アテンション!!! きたきたー。
GOーーーーーーーー。
スタートした!!!
差はほとんどない!!!
凄い !! 既にチーム力を感じます。
一体感も半端ありません。
どっちが勝ったかわからないレース。抜きつ抜かれつレース。様々なレースが繰り広げられました。
そして、レースを重ねる毎にチーム力は更に変化して行きました。
一人一人の顔が「戦う顔」に変わり「勝ちたい顔」に変わりました!!
そして、迎えた最終レース!!
最後のレースは全5艇で300Mレースの1レースのみとなりました。
それまでの結果から、この最終レースに勝てば、全チームに優勝のチャンスがありました。
高鳴る鼓動!!!
各艇なりのモチベーションで!!
各艇なりのアイコンタクトで!!
各艇なりの共鳴で!!
スタートしたーーーーーー!!!!!
全艇横並びーーーー!!!!!
差が付かない。
スタッフからも。応援団からも、どよめきが起きました!!!
凄ーーーーーーい!!!
行けーーーー!!!
半分を過ぎましたーー!!!
まだ。どこが勝ってもおかしくありません。
どうなるの??
残り50Mです!!!
優勝は3チームに絞られた模様です。
それでもまだ、何処が優勝かわかりません。
Goooooooールしました!!!
最後まで目視ではわかりませんでした。
そして、優勝チームがコールされました。
優勝チームは大爆発 !!!
そして、他のチームから大喝采です!!
最後に皆!!一人一人が最高の笑顔・・・・・
この清々しい笑顔が今回の企画の答え・・・。
漕ぐ事の楽しさ。
共に漕いだ者への感謝と親しみが生まれました。
余韻が覚めぬままに、閉会式が開催されました。
もう、朝方のような不安な顔は一人もいません。
あたかも、もう10年来の友人のような雰囲気です。
恐るべし熱き女子パワー。
優勝チームには・・・。
そして、お食事会ですーーー。
予想通り、食べる。食べる。
お楽しみ会は長縄跳びあり、ジャンケン大会ありでした。
少し緊張の笑顔から始まり
底抜けに明るい笑顔に変わった頃には終わりを迎えました。
互いに別れを惜しみながら・・・。
アドレスを交わし、再会を約束しました。
また、来年・・・。
いつの間にかそんな会話が自然に出ていました。
同じ志しや、同じ熱き思いが集ったときのエネルギーに触れる事ができました。
ありがとうございました。
【総評】
今回、企画運営させて頂いたSUPER DOLPHINですが、企画段階で、果たして何人来て頂けるのか?楽しんでもらえるのか?様々な不安だらけの船出でした。しかし、その不安をよそに、多くの女子パドラーに参加頂けた事は、本当に心から感謝しております。ありがとうございました。
そして、今回、参加頂いたメンバーのチーム代表及び、チームメンバーの皆様にも、快く送り出して頂き、心から感謝しております。
来年も11月第一日曜日を軸に第2回を開催させて頂きたいと考えております。
来年は更に、再会と共に他の熱き女子パドラーに声を掛けて頂いて、主催者が悲鳴をあげる会になれば有難いと思います。
更に「日本ドラゴンボート女子会」を立ち上げたいと密かに目論んでおります。
皆さん!!!応援してくださいね。