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第11回アジアドラゴンボート選手権参加報告

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更新日:2014年07月07日

一般社団法人日本ドランゴンボート協会
国際委員会 森永裕幸


第11回アジアドラゴンボート選手権は、マカオで5月30日から31日の二日間において、全55レースが開催され、日本代表としてbp、津奈木海龍及び関西龍舟の総勢約70名、そしてJDBAから菖蒲副理事長兼国際委員会委員長と森永国際委員会副委員長の2名がADBF審判として参加しましたので報告します。

大会は、期間中天候に恵まれ、レースは順調に行われました。また、レース会場は乗艇場所と休憩場所が近く、休憩場所では充分な広さの日陰(屋根)があり、選手は恵まれた環境で過ごすことができました。
レース結果は、先にお知らせさせていただいておりますが、日本代表として参加された、bp、津奈木海龍及び関西龍舟の方々から大会の感想をいただきましたので紹介させていただきます。

■bp:オープン スタンダードボート(報告:田口さん)
今回、諸事情によりレース日程が変更され、一日で200m3本と2000mを漕ぐこととなり、体力的にかなり厳しいものとなりました。ただ、レースは比較的スムーズに行われ、運営スタッフの方々には非常に感謝しております。また結成2年という若いチームに国際大会の出場権を与えていただき、チーム一同本当に感謝しております。若いチームだけに、この国際経験は何より糧になります。今後も国内大会での上位進出を含め、ドラゴンボートの普及発展に少しでも貢献できればと考えております。 また、技術面、体力面、精神面、すべてにおいてまだまだレベルアップを図っていかなければならないということを実感した大会でもありました。今後も練習に練習を重ね、日々精進していきたいと思います。
最後に菖蒲様、森永様、宮村様をはじめ、日本ドラゴンボート協会の方々には今回の大会出場に向けて、いろいろとサポートしていただきありがとうございます。ドラゴンボート関係者の方々からも応援、ご支援をたくさんいただき、無事大会を終えることができました。今後も私たちのチームをどうぞよろしくお願いいたします。

○5月28日 現地入り
香港経由でマカオへ 飛行機からジェット船に乗り換えての移動。荷物等もロストすることなくスムーズに現地入り出来ました。

○5月29日 公式練習
ホテルから、会場までは車で15分程度。専用バスでの往復となりました。練習は日本との気温差にはじめはとまどいましたが、徐々に慣れていき、いい練習ができました。各国のアップの様子や漕ぎを間近に見ることができメンバー一同かなり刺激を受けました。

○セレブレションパーティー
大会へ向けて、自分たちが歓迎されていることを実感できる時間でした。各国のクルーとも交流を図ることができました。

○5月30日
200m:結果は6位
予選一本目、やはり世界の壁は高いと感じる結果となりました。 予選二本目、ファイナル進出を目指しましたが、残念ながら進出することができずマイナーファイナルへ
マイナーファイナル スタートから三艇が並ぶ展開、ミドルから後半競り勝ち1位に。
ここでの1位はチームとしても自信になりました。

2000m:結果は7位
体力的にも技術的にも自分たちの力不足を感じる結果でした。
特に1000mのターンからは各国チームに抜かれるという状況で、長距離での漕力は今後の課題となりました。

○5月31日
500m:結果は6位
予選一本目 250mを過ぎたあたりから、中国につき放されここでも力負けを痛感
予選二本目 4艇レースで2位までが決勝進出。二位争いで3チームが混戦でゴール。惜しくも決勝進出とはいきませんでした。
マイナーファイナル 2艇レースとなり序盤からマカオを引き離す展開。
後半少し追いつかれましたが見事逃げ切り、最終レースをなんとか気持ちよく終えることができました。

○6月1日 移動日 深夜 香港出発
○6月2日 日本着

■津奈木海龍:オープン スモールボート(報告:キャプテン新立誠さん)
今回アジアドラゴンボート選手権へ出場して感じたことは、『周りからの支え』や『仲間の絆』『交流の大切さ』を非常に強く感じました! レースに対しての気負いはほとんど無く、全力で楽しんだ事で、自分達の力を120%出しきる事が出来ました!本当の意味で『楽しむ』事こそ、最高の起爆剤だと確信しました!アジア選手権のレースを経験して、メンバーの一人ひとりが確実に成長出来たと実感することが出来てとても良かったです!この経験を今後に生かし、更なるレベルアップに繋げます!
皆様、本当にありがとうございました!

■関西龍舟:混合(報告:水川さん)
一番良かったのは、チームジャパンとして参加できたことです。昨年は関西龍舟として、香港の大会に出て、アジアのチームとのレベルの差を感じました。一年かけてチームのレベルアップを図りましたが、今回で差が詰まっていないことを実感しました。去年との違いは、一緒に闘っているbpさん、津奈木さんがいてくれたことです。応援してくれる人がいることで、去年より、強く勝ちたいと思えました。今回、協会のブログも一部担当させて頂きました。日本を代表していることを感じ、責任感も感じました。これらの経験は、チームジャパンとして、参加したから感じられたことだと思います。
勝たなければ手に入らない権利ですが、たくさんの人に経験して欲しい事だと思います。